日テレ「水卜麻美アナ」が背負わされた『24時間テレビ』不祥事の謝罪行脚 局内から「やりすぎでは」の声も
日本テレビの水卜麻美アナ(37)が、同局系で8月31日~9月1日にかけて放送される大型チャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金の着服問題に言及し、涙ながらに謝罪したことが物議を醸している。 【写真】ノースリーブ姿がまぶしい水卜麻美アナはこちら 今月20日に放送された同局系「ZIP!」で、番組MCを務める水卜アナとフリーの羽鳥慎一アナが「24時間テレビ」の総合司会を務めることが発表され、あわせて番組のテーマを従来の「愛は地球を救う」から今年は「愛は地球を救うのか?」に変更することも公表された。 番組内で水卜アナは昨年11月に発覚した系列局の日本海テレビ幹部による寄付金の着服問題に触れ、「皆さまからの信頼を裏切ってしまう行為です。心よりおわび申し上げます」と謝罪。目に涙を浮かべながら、「皆さまの信頼を裏切るようなことがありました。本当に申し訳ないと思っていますし、心苦しく思っています。でも、だからこそ、皆さまがつくってくれた『24時間テレビ』を続けたいです。『24時間テレビ』で信頼を取り戻せるよう、必死に考えて伝えてまいりたいと思っています」 と番組への熱い思いを語った。 水卜アナは続く情報番組「DayDay.」にも生出演して不正をわびた。看板アナウンサーによる番組をまたいでの涙の謝罪行脚に対しては、「かわいそうすぎる」や「日テレの社長や幹部が謝るべきだ」などの声がSNS上でも噴出するなど波紋を広げている。
■「24時間テレビ」を守り続けてきた だが、同局内の雰囲気は世間の反応とは異なるようだ。同局の番組制作スタッフはこう明かす。 「水卜アナの謝罪は、局内ではほとんど話題にすらなっていません。昨秋に寄付金の着服問題が明るみとなり、今年の『24時間テレビ』の放送に対しては、例年以上の逆風が吹くことが想定されていました。その時点で日テレの看板アナウンサーであり、抜群の好感度を誇る水卜アナが矢面に立つことは多くの人たちの間で想定されていました」 水卜アナといえば、長年「24時間テレビ」の総合司会を務めるだけでなく、過去には自らが前面に立ち、番組を守り続けてきた。 「2019年の『24時間駅伝』企画では、自らチャリティーランナーの1人として体を張って盛り上げました。また、21年にはコロナ禍の緊急事態宣言下で放送することに世間から疑問の声が上がりましたが、記者発表などで番組放送の意義を視聴者に訴えていました」(同) こうした過去の“実績”もあり、水卜アナの謝罪は局内では予想されていたことなのだろう。 「今年6月1日付の人事で、水卜アナがアナウンス部主任から管理職の『チーフスペシャリスト』に昇進した際には、『このタイミングでの昇進は“24時間テレビ対策”もあるのでは?』などといぶかる声もあったほど。抜群の好感度を誇る水卜アナを出世させて“おめでたムード”をかもし出すことで、『24時間テレビ』の寄付金の着服問題への批判を少しでも和らげようという狙いがあるのでは、とささやかれていました」(同)