【独自】バリカンで部員ら“丸刈り”強要…学校が再発防止策まとめ大阪府に提出 監督は改めて処分せず指導を継続
関西大学北陽高校で起きた部員への丸刈りの強要をめぐり、学校が再発防止策をまとめたことがわかりました。一方、監督らへの処分は見送りました。 【画像を見る】バリカンで丸刈りにされた際の様子は? 関西大学によりますと、去年、大阪市の関西大学北陽高校のハンドボール部では、男子部員3人が監督(40代)らに丸刈りを強要されました。 関係者などによりますと、この問題を受け、学校は再発防止策をまとめ、すべての教員に対して研修を実施するほか、生徒に対して、年2回体罰や暴言がないかアンケートを実施する方針を示したということです。 また、学校は部員が丸刈りになった事案について、大阪府に報告したほか、再発防止策も提出しました。 一方、監督らはすでに厳重注意の処分を受けていますが、学校はアンケート結果でほかの部員への強要は確認されなかったことから改めて処分を行わず、現在も指導を続けているということです。 丸刈りを強要されたという元部員の母親は学校側の対応は不十分だと話しています。 (丸刈り強要された部員の母親) 「(アンケートで)細かく内容を書けば、『この子が書いたんやな』と想像できると思います。先生がいる以上は今までされたことや言われたことは書けないと思います」 関西大学北陽高校は「事態を重く受け止め教員の意識改革を進めます」とコメントしています。