「アロマ」の香りは“認知症”を起きにくくする!? 株式会社コードミー 代表取締役CEO・太田賢司が“香り×テクノロジー”で目指すビジョンとは?
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。1月20日(土)の放送は、前回に引き続き、株式会社コードミー・代表取締役CEOの太田賢司(おおた・けんじ)さんをゲストに迎え、お届けしました。
太田さんは、北海道大学大学院理学研究科を卒業後、国内最大手の香料会社でフレグランスの開発に10年従事。また、フレグランスのマーケティングや官能評価(人の五感を使ってモノの特徴を分析する方法)に携わる専門研究職であるエバリュエーターとして、豊富な香りの開発経験を有しています。 その後、2017年に株式会社コードミーを創業。香りとITの力で“新しい香り社会を描く”ことをミッションに掲げ、社会にアロマのエッセンスを加えることで、新しいライフスタイルの創造と地方創生を目指しています。
◆“香りの力”で地方創生!
“香り×テクノロジー”によるサービスをコア事業として展開するコードミーですが、意外にも「実は(社員に)香料業界出身の専門職の経験のある者はいなくて、あえて他業界からいろいろな人材を呼び込んでダイバーシティ(多様性)を楽しみながら、今までにないアイデアから香りを作ることを重視しています」と言います。 また、コードミーは、香りとテクノロジーで“新しい香り社会を描く”ことをミッションに掲げており、その1つとして“香りによる地方創生”を目指しています。「例えば、まだ知られていない日本産の天然精油で、すごく香りのいいものって、北海道から沖縄県までたくさんあるんです。“これがいい香りだ”ということが世の中に認知されてマーケットが生成されていけば、(その産地が)生産現場になって雇用が生まれます。つまり、香りの力によって地方創生ができる素敵なストーリーになるのではないか」と力を込めます。