巌流島の新プロジェクト「バーチャルファイト」とは!? 参戦発表のぱんちゃん璃奈も「ロープとかリングがない!?」と困惑【巌流島】
格闘技イベント「巌流島」が4月8日、都内で会見を開き、谷川貞治プロデューサーが新プロジェクト「巌流島バーチャルファイト」の開催を発表した。 これはリアルな格闘技の試合をバーチャル空間でやろうという試み。試合は無観客のグリーンバックのスタジオで開催し、今回は背景に「古代ローマのコロッセオ」をコンセプトとした映像を映す。配信を通じて見るファンにはあたかも選手たちが古代ローマのコロッセオを舞台に戦っているように見えるというわけ。 谷川氏は「去年くらいから、YouTubeとかTikTokとかで巌流島の過去の動画を流したら2000万回再生とかすごい勢いで世界中で見られていることが分かり“ぜひまたやってくれないか”ということになった。どうせやるなら新しいことにチャレンジしていこうということで、バーチャルファイトというものをやっていきたいと思っている」と語った。 今回は古代ローマのコロッセオだが谷川氏曰く「渋谷のスクランブル交差点で試合をやっているように見せることもできるし、中国の万里の長城でやっているようにも見せられるし、アフリカの砂漠でやっているようにも見せられる」とのことで「バーチャル空間の中で選手がまるで、アニメとかゲームのような試合をやっているように見せていきたい」という。 試合自体は今月中に都内のスタジオで行い、5月上旬には無料で全世界に主にYouTubeで配信。今後、配信会社との話し合い次第ではそちらのプラットフォームで流す可能性もあるという。
会見には参戦が発表されたぱんちゃん璃奈(フリー)も登壇。 谷川氏は「ぱんちゃん選手はそもそも(2022年12月の)INOKI BOM-BA-YEに出る予定だったんですが、どこかに行ってしまいまして(笑)。それで出なかったので、けじめをつけてもらって“出てくださいよ”という話をした」と今回の参戦の経緯を説明。 その対戦相手はテコンドーをベースとしたアルゼンチンのキックボクサー、ルシア・アプデルガリム。ぱんちゃんは17戦17勝、アプデルガリムは12戦10勝2分と無敗同士の対戦となる。谷川氏は「こんなに日にちがない中でのオファーで申し訳ないが、対戦相手は多分、今までやった中で一番強いと思う」と紹介した。 ぱんちゃんは「KNOCK OUTで主に戦っているんですが、巌流島も、1年半前に声をかけていただいていて。一昨年の12月に出る予定だったんですが、私の不祥事で“すいません”ということで。谷川さんは最後まで“出ようよ”と言ってたんですが“次回、機会があったらお願いします”ということで今回声をかけていただいた。前回は情けない試合をしてしまったので、リベンジという形で強い姿を見せられれば」と語った。