東海地方 日に日に気温上昇 来週は春のような暖かさの日も 融雪災害に注意
融雪災害に注意
暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。 ①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。 ②雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。 ③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。 このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。
スギ花粉の飛散開始時期は?
日本気象協会が1月18日に発表した春の花粉飛散予測(第3報)によりますと、東海地方の一部の地域では、スギ花粉が2月上旬に早くも飛散開始となりそうです。名古屋では2月中旬頃の予想で、スギ花粉の飛散がピークを迎える時期は3月上旬からとなりそうです。スギ花粉の飛散開始がいよいよ迫っていますので、敏感な方は、そろそろ対策をとった方がよさそうです。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ