大阪・関西万博参加希望の和歌山県内小中学校は55%
和歌山県内の小・中学校と特別支援学校のうち、2025年開かれる大阪・関西万博での校外学習に参加を希望すると回答したのは、およそ55%だったことが、和歌山県の調査で分かりました。一方、不参加はおよそ25%で、会場から遠い紀南地方の学校が多い傾向にあることも分かりました。 県では、大阪・関西万博での校外学習を希望する県内の小・中学校と特別支援学校に対し、入場料と交通費の一部を補助する事業を展開します。 これに先立ち、6月末から8月末にかけて、県内の公立・私立の小中学校と特別支援学校あわせておよそ370校にウェブ形式のアンケート調査を行いました。その結果、およそ75%から回答があり、参加がおよそ55%、不参加がおよそ25%で、残りが未回答となりました。 不参加の理由として、遠すぎることや、宿泊を伴う場合は対象外となっていることなどが主な理由となっていて、田辺や新宮など紀南の学校が多いということです。 また、付帯意見として、バスの駐車場から会場までの距離が遠く、子どもたちを歩かせることへの不安や、教諭の事前の下見を希望する意見もあったということです。 岸本周平知事は「半分の学校が参加を希望しているのは大変有難い。展示を通じて国際的な視野を広げるきっかけとなり、子どもの将来に大きな影響を与えられれば」と話しています。 県では、未回答の学校に引き続き回答を求めるほか、学校側と参加を促すための協議を進める方針です。