北アルプスの「夏の遭難事故減らす」 山岳警備隊員らが警備開始式 岐阜県高山市
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本格的な夏山シーズンを迎え、北アルプス登山者の安全を守る「夏山警備」の開始式が11日、高山市で行われました。 北アルプス夏山警備期間は12日から8月19日までで、開始式には県警幹部や山岳警備隊 飛騨方面隊の隊員ら約40人が出席しました。 大濱健志県警本部長は「多数の遭難が夏場に集中している。夏場の北アルプスにおける山岳遭難を減らすことは、我々に課せられた使命」と訓示しました。 ※県警山岳警備隊飛騨方面隊 大庭新吾隊長 「北アルプスにおける夏山警備を実施します」 飛騨方面隊と民間救助隊は期間中、新穂高登山指導センターや穂高岳山荘に常駐するなどして夏山の警備にあたります。 県警によりますと去年1年間の北アルプスでの遭難事故は52件58人で、そのうち8人が死亡しています。 このうち7月14日から8月16日の夏山警備期間に発生した遭難事故は15件16人で、死者はいませんでしたが4人が重傷だったということです。
※県警山岳警備隊 仲辻直正隊長 「ご自身の体調に留意して、体調不安を感じられたら登山を中止して頂くことも考え、安全な登山をお願いします」