長与町で無人販売所を巡るウオークラリー 食べ比べも楽しんで
長崎県長与町で現在、町内の無人販売所を巡るウオーキングデジタルスタンプラリーが行われている。(長崎経済新聞) 【写真】さまざまな品種のみかんを栽培する山口さんの畑 同町健康保険課では今年10月・11月を「健康づくり強化期間」と位置づけ、運動や健康診断やにまつわる取り組みと併せて行っている。ウオークラリーはその一環で、農業が盛んでさまざまな場所に無人販売所が設置されていることから、「歩くことを日常化してもらうと同時に、町で採れる野菜や果物の食べ比べをしてほしい」と企画。農協の協力を得て町内にある30カ所の無人販売所を取りまとめ、実現した。 ウオークラリーはデジタルスタンプラリーアプリ「furari(フラリ)」をダウンロードし、同町のラリーを選択することで参加できる。アンケート回答後、チェックポイントに歩いて行き、10カ所以上のスタンプを集めると参加賞がもらえる。 健康保険課の嶋津友紀子さんは「温暖な気候で水はけの良い傾斜地が多い長与町はミカンの一大産地として有名。巨峰などの果物や野菜を生産する農家も多く、朝から採れたてを並べる無人販売所が数多くある。地元で採れる農作物を手軽に購入できる無人販売所を知ってもらうことで地産地消にもつなげたい。駐車場からエリアごとに無人販売所を回り、食べ比べも楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。 北陽台高下バス停のそばに無人販売所を構え、現在、極早生(わせ)谷本を中心に収穫を行っているかんきつ農家の山口正則さんはシーズンを通してさまざまな品種のミカンを出荷。レモンやジャガイモなどの生産も手がける。山口さんは「ミカンの収穫期より一足早く9月中旬に極早生日向からスタートし、10月は極早生谷本、11月に早生宮川と季節の移り変わりとともにミカンの味の変化も楽しめる。無人販売所でおいしいミカンを味わってもらえれば」と参加を呼びかける。 スタンプラリーは参加無料。長与町役場1階ロビーで11月23日~12月1日、1人1回、参加賞の引き換えができる。
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