昨夏のワールドカップでアメリカのエースを務めたエドワーズは、カナダ戦でベンチからチーム最多の13得点をあげて勝利に貢献した。(C)Getty Images

　アメリカ代表は、今夏のパリ五輪で５大会連続の金メダル獲得を目指す。７月10日（日本時間11日）にはカナダ代表との親善試合に86－72で勝利したが、元NBA選手でアメリカ代表で活動経験もあるギルバート・アリナスは、今大会はメンバーの年齢が高く、若手のアンソニー・エドワーズ（ミネソタ・ティンバーウルブズ）が鍵を握ると見立てている。 【動画】カリー、エドワーズらが躍動！カナダ戦のトップ10プレーはこちら！ 　USAバスケットボールは今年４月、パリ五輪の代表メンバー12人を発表。2008年と12年に金メダルを手にしている“キング”ことレブロン・ジェームズ（ロサンゼルス・レイカーズ）、通算３ポイント成功数のNBA記録を持つステフィン・カリー（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）、超絶スコアラーのケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）、2022－23シーズンのMVPであるジョエル・エンビード（フィラデルフィア・セブンティシクサーズ）など、豪華な顔ぶれが揃う。 　7月10日にカワイ・レナード（ロサンゼルス・クリッパーズ）が「NBAシーズンへの準備に重きを置くことになった」とチームを離れ、代わりにデリック・ホワイト（ボストン・セルティックス）が招集されたが、依然としてチーム力が高いことに変わりはない。 　 ■アメリカ代表のロスター（チーム名は略称）　 ・ガード ステフィン・カリー（ウォリアーズ／36歳） ドリュー・ホリデー（セルティックス／34歳） デリック・ホワイト（セルティックス／30歳） デビン・ブッカー（サンズ／27歳） タイリース・ハリバートン（ペイサーズ／24歳） アンソニー・エドワーズ（ウルブズ／22歳） ・フォワード レブロン・ジェームズ（レイカーズ／39歳） ケビン・デュラント（サンズ／35歳） ジェイソン・テイタム（セルティックス／26歳） ・センター アンソニー・デイビス（レイカーズ／31歳） ジョエル・エンビード（シクサーズ／30歳） バム・アデバヨ（ヒート／26歳） 　アリナスがホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』でテーマに上がったのは、今回のメンバーで最年少であるエドワーズはカナダ戦の前に「俺は依然としてNo.1オプションだ」と発言したこと。世間からは自信過剰との声もあったが、アリナスは「もし彼（エドワーズ）でないなら誰？」と問いかけた。 「ブロン（レブロン）はクルーズモードでゆっくりと（全体を）俯瞰する立場。第１オプションではない。彼らには若い力が必要だ。それはアンソニー・エドワーズになるだろう。走り続けられるエネルギーがあるのは彼だけだ。あとはみんな年を取っている」