６回、３点ランニング本塁打を放った矢野は二塁を勢いよく回る（撮影・市尻達拡）

　「広島５－１ヤクルト」（１日、マツダスタジアム） 　広島・矢野雅哉内野手（２５）がランニング本塁打を放った。 【連続写真】矢野のランニング弾！　打った→増田届かな～い→走った→決死ヘッスラ→新井監督大爆笑 　２点リードの六回。２死二、三塁でロドリゲスの１５２キロを捉えた打球はセンター後方へ。ヤクルトの中堅・増田が伸ばしたグラブに当たり、白球は転々とした。 　２者が生還し、矢野は快足を飛ばして一気に三塁を蹴って本塁にヘッドスライディング。チームに３点の追加点をもたらした。 　矢野は８月３１日の一戦で７３５日ぶりとなる今季初アーチを放っていたばかり。珍しい形で２戦連続弾を記録すると同時に、この一発が球団通算８８８８号となった。元気印の２戦連発の２号３ランに、興奮気味の新井監督もベンチで大爆笑した。 　ヒーローインタビューで、矢野は「本当にまさかでした」と驚きの表情。「玉村が必死に投げていた。バッティングで何とかしたかった。ナイスパワーです。二塁回ってホーム行けるなと狙ってました」と笑顔で振り返った。 　新井監督は「２試合連発ですからね。いやー、野間さんのＨＲ（数）超えましたね、もう。エンターテイナーだなって思います」と笑い、「チームのムードメーカーでもありますし、何か持ってますね、彼は。守備もいいですし、バッティングも良くなってますし、顔もいいですし」とイジリ倒した。