ソフトバンク育成1位ルーキー大泉周也、ベテラン和田毅の助言を胸に打撃向上誓う
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク―オリックス(30日、タマスタ筑後)=雨天中止 ■爆肩VS爆速! 周東佑京vs万波中正の名勝負【動画】 ソフトバンクの育成ドラフト1位ルーキー、大泉周也外野手(23)=福島レッドホープス=が、ベテラン左腕の言葉を胸に打撃向上を誓った。 28日から3日間、2軍に参加。29、30日はスタメンに名を連ねていたが、両日とも雨天中止に。試合はできなかったが、28日にあった和田毅投手(43)のライブBPに打者として参加したことが刺激になった。「(雨で試合ができず)残念だったけど、(和田との対戦は)なかなかない機会だったので、すごく楽しみだったし、やっぱりすごかった。いい経験になった」と振り返った。 5回打席に立ち、計20球を体感。「(球の)コースが遠く見えたし、低めの球もボールと思って見たのが全然落ちなくてストライク。すごかった」とうなった。安打性の当たりはなかったが、「追い込まれてもしっかりスイングすることを心がけて」と和田からアドバイスをもらった。大泉は「たしかに、当てにいっていた感じだったので、すごく勉強になった」とうなずく。 昨年はルートインBCリーグで本塁打王を獲得した左の強打者。今季ウエスタン・リーグでは7試合に出場し打率2割6分7厘。3軍での試合出場が多くなっている。「年齢もあるし、2軍に行きたい思いもあって焦りがあった」。6月の3軍遠征では、所属していた福島とも対戦。憧れでもある岩村明憲監督と再会し「焦らずに自分のやるべきことをしっかりやりなさい」と言葉をかけられたという。 その言葉を受けてからの2軍参加。雨で試合はできなかったが、この3日間は貴重な経験もした。「しっかり(バットを)振ること。ストレートを1球で仕留めることをやっていく。また(2軍に)呼ばれた時にチャンスをつかめるように常に準備をしておく」。3軍に戻るが、どの場所であろうと成長を続けるだけだ。(浜口妙華)
西日本新聞社