岡山県産ピオーネ初入荷 品質上々 天満屋岡山店 昨年より1週間ほど早く
果物王国・岡山県を代表する特産ブドウ「ピオーネ」が16日、天満屋岡山店(岡山市北区表町)に初入荷した。昨年より1週間ほど早いお目見えで、色付きは良く、糖度も十分にあり、品質は上々。つややかな黒紫色をした果実が買い物客の注目を集めていた。 同市南区妹尾で加温栽培された10房(約4キロ)を入荷。価格は1房400グラム9720円で並べた。昨年の初物と比べて2160円高く、燃料費の高騰などが影響したという。試食し、早速購入した女性(71)=同市北区=は「甘くておいしい。ピオーネは大好きで毎年購入している。友人と一緒に味わいたい」と話した。 JA全農おかやまによると、昨夏の猛暑や春先の不安定な天候などの懸念材料があったものの、現時点ではしっかりと着色し、粒の大きさも十分で生育は順調に進んでいるという。県産ピオーネは6月から本格的な出荷が始まり、収穫のピークは9月中旬~10月上旬。出荷量は前年並みの約3300トンを見込んでいる。