ボッティチェリ展 師弟の作品を比較して楽しもう 16日から
ボッティチェリ展は、16日から4月3日まで東京都美術館(上野公園)で開催される。日伊国交樹立150周年記念として、開催される日本初の本格的な回顧展だ。 ルネサンス期の画家を代表するサンドロ・ボッティチェリは、1444~45年頃、イタリア中部のフィレンツェの皮なめし職人の4人兄弟の末っ子として生まれた。15歳になる頃、フレスコ画家のフィリッポ・リッピの工房に入門。25歳頃独立し、メディチ家の庇護のもと、宗教画や神話画などを数多く手がける。
その後、師であるフィリッポの息子、フィリッピーノを弟子に迎えた。同展はボッティチェリ、フィリッポ、フィリッピーノの師弟同士の作品を80点以上展示している。見比べれば、影響を受けつつも、それぞれの独自性を発見し、比較を楽しむことができる。 展示会場は、第1章「ボッティチェリ時代のフィレンツェ」、第2章「フィリッポ・リッピとその工房」、第3章「サンドロ・ボッティチェリ、人そして芸術家」、第4章「フィリッピーノ・リッピ、ボッティチェリの弟子からライバルへ」とテーマに分けて紹介している。 詳細は展覧会公式サイトにて。