世界遺産に輝く「光の航路」 季節限定、福岡の三池港
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つとして知られ、福岡県大牟田市西部に位置する「三池港」で、夕日が海から差し込み、水面が輝く「光の航路」が現れる季節を迎えた。11月と1月にそれぞれ1週間程度だけ、日没の方角が港の出入り口と重なるために起きる現象。 21日は港を見渡せる丘の上の展望台に約20人が集まり、スマホやカメラのシャッターを思い思いに切った。同市の40代女性看護師は、友人から勧められ初めて足を運んだといい「近場でこんなにきれいな景色があったなんて」と感激した様子だった。 三池港は1908年開港。市職員の発案で2018年から「光の航路」と銘打ち、PRし始めた。