ひな人形に大将人形...村上市に春告げる4000体壮観、「町屋の人形さま巡り」4月3日まで
城下町・新潟県村上市の春の風物詩「町屋の人形さま巡り」が、市中心部の旧町人町一帯で開かれている。68軒を会場に、ひな人形や土人形、大将人形など各家庭で大切に受け継がれてきた計約4千体が飾られている。 商店主らでつくる「村上町屋商人(あきんど)会」が主催し、25回目を迎えた。町屋に加え、商店や歴史的建造物などで江戸から平成までの人形を展示する。 3月1日の開幕式の会場となった武家屋敷「旧藤井家住宅」(堀片)では、江戸時代の「御殿雛(びな)」や昭和50年代の7段飾りなど、市民から寄贈された人形が華やかに彩る。実行委員長の瀧波匡子(たきなみきょうこ)さん(68)は「町屋の人との交流や歴史ある村上の散策を楽しんでほしい」と語った。 4月3日まで。見学は無料。問い合わせは村上市観光協会、0254(53)2258。