「ノースフェイス」や「アンダーアーマー」を着ている人を街中でよく見かけますが、みんなそんなに「高収入」なのでしょうか?
スポーツ系のブランドが展開するカジュアルウエアは、おしゃれなだけではなく機能的にも優れており、普段着として着ている方も少なくありません。 中でも「ノースフェイス」や「アンダーアーマー」といったブランドは人気で、着ている人をたびたび見かけますが、価格は安くはないというイメージがあります。この記事では、ノースフェイスやアンダーアーマーの価格や、収入との関係について調べてみました。
ノースフェイスやアンダーアーマーの価格は?
ノースフェイスとアンダーアーマーの公式サイトにおける、おもなアイテムの価格帯を表1にまとめました(メンズアイテムの価格)。 表1
※筆者作成 どちらのブランドも、公式のオンラインストアでは定価で販売されていることが多く、価格が高いと感じるかもしれません。
洋服代と収入の関係
株式会社モデル百貨が運営するサイト「MoneyGeek」が行った調査では、毎月の洋服代について、男性の平均が3196円、女性は3412円でした。この金額から考えると、やはりノースフェイスもアンダーアーマーも、高価格なブランドであるといえるでしょう。 また、株式会社インターグロースが運営する「Mens STAR」が一般男性に、毎月の洋服代と年収を尋ねた調査によると、月の洋服代が0円と回答した人の年収は、100万円台の人もいれば、1000万円を超える人もいました。 これは「年収が高い人ほど洋服にお金をかける」という仮説が成り立たないことを示しています。 同調査では、洋服への興味の有無についても尋ねており「興味がある」と回答した人は、毎月洋服代に1万円以上使う人であることが明らかになりました。 これらの回答から見えてくるのは、洋服にお金をかける・かけないは「年収」ではなく、「洋服やファッションへの興味・関心」が関係しているということです。そのため、ノースフェイスやアンダーアーマーを着ているからといって、必ずしも高収入とはいえないでしょう。