茨城で震度5 気象庁が会見 「東日本大震災の余震ではない」
16日午後9時23分、茨城県南部を震源とする地震が発生し、同県小美玉市(おみたまし)で震度5弱を観測した。震源の深さが42キロとやや深かったため揺れが広範囲にわたり、関東地方全域や東北・中部地方でも震度1~4を観測した。マグニチュード(M)は5.5だった。 【中継録画】茨城で震度5弱 気象庁が記者会見
地震を受け、気象庁地震津波監視課の青木元(あおき・げん)課長は記者会見し、「揺れの強かった地域では2、3日の間で最大震度4程度の地震に注意してください」と注意を呼び掛けた。 青木課長は今回地震が起きた地域について「通常から地震活動がある領域で関東地方の中では比較的地震があるところ」と説明。一方で、東日本大震災との関係については「余震域から外れている。余震ではない」と話した。 関東地方では、M7クラスの首都直下地震の発生が想定されているが、今回の地震については「7クラスとどうつながるか、つながらないかは分からない」と指摘。ただ、首都直下地震そのものは「いつ何時起きてもおかしくない」と話し、首都圏に住む人々には普段から寝室に大きな家具を置かない、懐中電灯を用意するなどの備えをするよう訴えた。 ■会見全編動画