【ブルボン Presents WINGRAM CUP 2023 Vol.3】 河上恵蒔が総合1位タイで最年少王者に輝く!
2024年1月27 日、JSF バーチカルシリーズ2023 を締めくくる、「ブルボン Presents WINGRAM CUP 2023 Vol.3」が埼玉県秩父市の秩父スケートパークで開催された。
ハーフパイプ状の巨大構造物をスケートボードで往復しながら技を競うバーチカル。今回、最高カテゴリーである男子エキスパート決勝では世界初の新技「アーリーウープバリアルフリップ540°(ファイブフォーティー)」を盛り込み圧倒的な強さを見せた猪又湊哉(14)が優勝を収めた。2位にはアーリー900°(ナインハンドレッド)を決めた河上恵蒔(9)、3位には西川有生(10)という結果となった。 2023 シーズンのシリーズチャンピオンは、3大会中、高順位2大会の結果で順位が決まる。現時点では発表されていないが、本大会の上位ライダーは、今年イタリアのローマで開催予定のワールドスケートゲームズへの出場権を獲得する。全3大会で1位と2位の座をお互いに分け合う形になった猪又、河上、西川が同率という珍しい結果になり、1位タイの3名が今年度のJSF バーチカルシリーズの王者となった。
9歳の河上恵蒔はシリーズチャンピオンの最年少記録となる。河上はバーチカル競技の第一人者であるトニー・ホークからも注目されるなど世界中から注目を集めている逸材。
本大会について河上は、「3戦目は2位で悔しかったけど、まだまだもっと頑張ろうと思いました。」と振り返り、「アーリー900°(ナインハンドレッド)は、バーチカルでやっている人がいなかったので、決めることができて最高でした!」と喜びを語った。最年少でシリーズチャンピオンになったことについて聞かれると、「すごく嬉しいです!1位タイなので、まだ分からないのですが、ローマに行けるチャンスがあるので、もっと頑張って行こうと思いました。」と今後の大会にも意欲を見せた。 今後について聞かれると、「やってみたい新しいトリック(技)もあって。難易度が高いコンビネーションも考えているので、それをこれからの大会で見せたいです。そして、もっと世界で目立つようになりたいです。」と日本のみならず世界を目指していることを話した。小学校3年生にして王者となった河上恵蒔の今後の活躍に期待が高まる。