【中日】中田翔3戦連続無安打、細川成也12戦連続打点なし…打者陣の奮起信じる立浪監督「打てるまで我慢するしかない」
◇22日 広島3―1中日(バンテリン) 難敵を打ち崩すことはできなかった。中日は22日、本拠地・バンテリンドームナゴヤでの広島戦に1―3で完敗。借金は再び今季ワーストタイの「6」となり、ヤクルトが勝ったため順位は単独最下位となった。打線が相手の先発・大瀬良大地投手(33)にわずか3安打に封じられて万事休す。リーグ戦再開後最初のカードを勝ち越して上昇気流に乗るには打者陣の奮起が何よりも必要だ。 広島の先発・大瀬良に手も足も出せなかった。4回に2点を先制されると、それ以上の点差に感じるほど重苦しいムードが広がる。22イニング無失点中だった大瀬良の前に三塁を踏むことすらできず、7イニングで散発の3安打。無失点に封じられた。 「ここのところ調子が良いということは分かっていた。簡単には攻略できないピッチャーではあるんですけどね」。立浪監督の表情も重い。借金は今季ワーストタイとなる「6」へ逆戻り。前夜(21日)の零封勝ちで先勝しただけに、なかなか乗れないチームの現状が浮き彫りになった。 唯一、得点圏まで走者を進めたのが2点を追う4回だった。1死から高橋周の四球、細川の死球で一、二塁に。ここで中田を迎えた。しかし、初球の外角カットボールに空振りすると、カウント1―1からのシュートで二飛に。続くディカーソンも145キロ直球を遊ゴロに倒れ、相手からもらった好機を生かすことができなかった。その後も指揮官が「昨年より鋭くなっている。右も左も困ったらこれだった」と振り返るカットボールを軸とした攻めの前に全く対応できなかった。 クリーンアップも高橋周が初回に放った左前打のみに抑え込まれた。中田は3試合連続無安打、細川は12試合打点なしとどちらも苦しんでいる。立浪監督は「野球はクリーンアップが打たないと点が入らないようになっている。打てるまで我慢するしかない」と話す。
中日スポーツ