全国的に減少する書店の数。本業界を盛り上げるため、熊本県内の書店が全国で初めての取り組みを始めます。 【写真を見る】全国初「プレミアム付き図書券」販売へ　“無書店自治体” が約半数の熊本県で対策の一手となるか? 記者「ふと立ち寄ると、気になる1冊に出会えるのが書店。11月から新たな取り組みが始まります」 本棚に並ぶ本に見立て、11月1日は「本の日」。県内の書店17店舗は「本の日」に合わせてプレミアム付き図書券の販売を全国で初めて始めます。 熊本県書店商業組合 長﨑健一副理事長「1000円のお支払いに対して、1300円分のプレミアム付き図書券を購入できる」 ひとり10枚まで購入可能で、最大3000円分、お得に本を購入できます。 取り組みのきっかけとなったのは、年々減少する書店の数。読書離れや電子書籍の台頭などで、県内の組合に加盟する書店の数は、1988年のピーク時と比べて3割以下の46店舗になりました。この影響で、県内45市町村のうち半数近くの21の自治体には1店舗も書店がないのが現状です。 長﨑副理事長「書店は自分が考えてもみなかった本との出会いが楽しめる。そういったリアル書店ならではの楽しみがあるので、是非足を運んでリアル書店ならではの楽しさを味わってほしい」 書店ファン発掘の一手となるか。プレミアム付き図書券は県内一部の店舗で11月1日から購入できます。 【問い合わせ先】県書店商業組合 事務局（096‐344‐3831） 【使用期間】2024年11月1日～2025年1月15日