【日本株】来期も「連続増配」の継続で株価上昇が期待できる2銘柄! 10期以上も連続増配中の「野村不動産ホールディングス」と「アイカ工業」は業績の安定感も抜群
【日本株】2025年3月期も「連続増配」が見込める「野村不動産ホールディングス」と「アイカ工業」の2銘柄に注目! 【図版】2025年3月期も「連続増配」の継続で値上がりしそうな銘柄 ●来期で13期連続増配の「野村不動産ホールディングス」と 同じく16期連続増配を見込む「アイカ工業」に注目! 2024年3月期も終わりに近づき、市場の関心は来期に移ってきている。これから狙うのであれば、来期に向けて好材料を持った銘柄がいいだろう。智剣・Oskarグループの大川智宏さんが注目するのは「高配当株」だ。 「昨年末から、JT(2914)やNTT(9432)などの大型高配当株の株価が上がっています。新NISA開始を見込んだ資金が流入したと見ています」(大川さん) 実際、新NISAの買付額ではJTやNTTなどの高配当株が上位にランクインしている。 「新NISAで買われる株は長期保有が期待できるうえに、高配当株は相場環境が悪いときでも利回り狙いの買いも期待でき、下値が堅いのでおすすめです」(大川さん) また、高配当株の中でも増配を継続している銘柄は、株価が好調だ。連続増配株で構成される「日経連続増配株指数(※国内証券取引所に上場する銘柄の中で、連続増配の年数上位70銘柄で構成される)」は、2023年までの10年間のトータルリターン(※値上がり益と再投資された配当金を含めた投資成績)が230%と、日経平均株価の190%を上回っている。 以下では「足元の利回りが3%以上」で「来期アナリスト予想でも連続増配を継続」という条件を満たす、おすすめの2銘柄を大川さんに挙げてもらったので参考にしてほしい(※以下、株価などのデータは2月5日時点)。 最初に紹介する銘柄は、来期で13期連続増配の野村不動産ホールディングス(3231)だ。 野村不動産ホールディングスは、主力の住宅事業の粗利率の改善によって堅調な業績が続いており、海外事業の不振を補いつつ、今期も増益となる見通し。賃貸マンションの売却益が想定以上で、ホテルやフィットネスジムの客足も回復している点が好材料だ。 続いて紹介するのは、来期で16期連続増配のアイカ工業(4206)だ。 アイカ工業はM&Aで海外展開も拡大する建築材料メーカー。主力の化成品と建装建材の両セグメントが好調。2023年4~12月期は、対前年比で3割超の経常増益に。円安による輸入物価の高騰はリスクだが、長期にわたり連続増配を続けられる強い成長力が魅力だ。
ザイ編集部
【関連記事】
- ■投資家・テスタさんが考える「億り人になるための5つの心構え」とは? 累計利益100億円突破の達人は、株をギャンブルと捉えず、強い意志で継続することを重視
- ■【新NISA】2024年1月にNISAの成長投資枠で買われた日本株トップ10を発表!「JT」「アステラス製薬」「武田薬品工業」など、利回り4%超の高配当株が上位に!
- ■【日本株】第3四半期決算が好調で株価上昇が期待できる5銘柄を紹介! 進捗率100%超で投資判断が“買い”の「みずほFG」のほか、「ANA」「三越伊勢丹」などに注目
- ■「連続増配株ランキング」ベスト20![2024年最新版]33期連続増配の「花王」、24期連続増配で利回り3.5%の「三菱HCキャピタル」など、おすすめ増配銘柄を紹介
- ■「配当利回りランキング」高配当ベスト50銘柄を公開!【2024年最新版】会社予想の配当利回りランキングと一緒に、株主優待の有無や連続増配期間もチェック!