特別なトワイライト出発 琵琶湖経由で大阪から下関へ
特別なトワイライト出発進行──。JR西日本は16日、3月に約26年にわたる定期運転を終えた豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」を、専用団体臨時列車として運行を再開。始発駅となる大阪駅(大阪市北区)にはその再開の様子をひと目見ようと、多くの鉄道ファンが詰め掛けた。
客室は「スイート」「ロイヤル」だけ
同社によると、客室の編成は人気の高かった「スイート」「ロイヤル」だけにしているという。また、食堂車やサロンカーも組み合わせており、定員を40人という特別感のある列車として運行した。 運転区間は5~6月が「山陽コース」で、下りの場合は午前10時大阪を出発し琵琶湖1周、大阪から山陽線を走り翌日の午後3時に下関駅着。上りの場合は、午前10時に下関駅発で山陽線に沿って大阪へ。琵琶湖1周のあと京都駅に翌日の午後6時に到着予定となっている。 7月からは山陽コースに加え、山陰本線を通るコースも設定予定となっている。
ホームにきた見物人「興奮よみがえる」
始発駅となった大阪駅ホームには、多くのトワイライトファンが朝早くから詰め掛けた。京都から来たという男性(44)は「3月のラストランから、もう復活? とも思ったけど、それがいいんですよね。博物館に入るとかもニュースで見たけど、まだ、こうやって走ってくれるのはうれしい。これからも『がんばれー』と応援したい」とうれしそうに話していた。