貸金業の登録をせずに複数人に金銭を貸し付けるいわゆる”ヤミ金”を営んでいた疑いで、山形県警は6日、東京都の韓国籍の男らのグループを摘発し6人を逮捕しました。男らはこれまで山形県内を含む延べ5000人に貸し付けていたとみられています。 貸金業法違反の疑いで逮捕されたのは、韓国籍で東京都豊島区の自称アルバイト・宗重勇人こと李勇静容疑者（40）ら6人です。 李容疑者らは去年11月からことし1月までの間、東京都内のマンションを拠点に都知事の登録を受けずに貸金業を行い、大阪府や福島県などに住む30代から50代の男女6人に対し、複数回にわたってあわせて数十万円を貸し付けるいわゆる”ヤミ金”を営んだ疑いです。 去年4月、このグループから金を借りていた山形県庄内地方の20代男性が「完済したはずなのに再度請求された」と警察に相談したことで事件が発覚しました。 警察の調べに対し、李容疑者ら6人は容疑を認めています。李容疑者らは別の業者から購入した名簿を利用して不特定多数に「審査不要 即日融資」とうたうショートメッセージを送っていたとみられます。少なくとも8年前から「ヤミ金」を行っていて、全国各地の延べ5000人に金銭を貸し付けていたということです。 警察は、李容疑者らには違法に高い金利で金を貸し付けていた余罪があるとみて追及しています。