羽田空港に日本酒一合缶専門店 国際線の利用客に人気11銘柄
羽田空港第3ターミナルの国際線出発ロビーに、国内で人気の日本酒11銘柄を角打ちで楽しめる店舗がオープンした。 プロデュースはcamo社(24年1月にClandから社名変更)で、日本酒一合缶のオリジナルブランド「PRIME SAKE」の旗艦店として運営する。代表取締役のカワナアキ氏は「羽田空港から世界に小容量の価値あるおいしい日本酒を広める。食中酒として日本酒のポテンシャルは大きい。インバウンドから海外市場の開拓につなげたい」と話した。 「PRIME SAKE」は「仙禽」「あたごのまつ」「雨後の月」「東光」「雁木」「あべ」「一白水成」など11銘柄を180㎖缶でラインアップ。店舗では、同品を販売するほか、角打ちスタイルでも提供し、こだわりのおつまみとペアリングも楽しめる。オリジナルの酒器も販売。
本プロジェクトに参加するせんきんの十一代目蔵元・薄井一樹専務は「日本酒は伝統的な強みを持つ一方、保守的な側面もある。異業種から業界に参入したカワナ氏のビジョンには、われわれにイノベーションを起こしてくれる可能性を感じた」と期待を寄せた。 今後に向けて、カワナ氏は「まずは羽田の店舗を軌道に乗せた後、国内の他の主要国際空港にも展開できれば。『PRIME SAKE』の参加蔵は30社程度まで増やしたい。日本酒(Nihonshu)ブランドの価値を世界的に向上させたい」と展望した。