「まちじゅうエヴァ」第3弾、経済効果13億円 にぎわい創出に「大きな手応え」【宇部】
宇部市は8日、昨年10月6日~1月8日に開催した「まちじゅうエヴァンゲリオン第3弾」について、市を中心とした県域の経済波及効果が13億円だったと発表した。「ロンギヌスの槍(やり)」を設置した常盤公園彫刻の丘(野外彫刻展示場)には、前年同期比で1・6倍の約9万9000人が来場。県外からも多くの観光客が訪れ、にぎわい創出につながった。 同イベントの経済波及効果は、新型コロナが昨年5月に5類感染症に移行し、人流が活発化したこともあり初めて測定した。彫刻の丘の来場者のうち、県外は前年同期比4・4倍の約1万9000人で、大きな効果を生んだとみられる。 市内38店舗で開催した「まちじゅうエヴァグルメフェア」の対象メニューの売上額は2385万円で、第2弾の2倍となった。JR宇部線・小野田線スマホスタンプラリーの参加者は、1・8倍の3187人。山口宇部空港に設置したエヴァンゲリオングッズショップの売り上げは、同3・1倍の3800万円だった。 宇部線と市営バスのオリジナルデザインの1日乗車券は、1206枚を販売した。 会見で篠﨑圭二市長は「大きな手応えを感じている。今後も魅力を高めながら、国内外に向けた積極的なプロモーションを進め、交流人口の拡大や地域経済の活性化を促進していく」と述べた。 話題を呼んだロンギヌスの槍は、今月中旬に公園内の別の場所へ移設する予定。