52万個の電球が冬の札幌を演出 「ホワイトイルミネーション」始まる
【北海道・札幌】札幌の冬を彩る光の祭典「第35回さっぽろホワイトイルミネーション」が11月20日(金)からスタート、多くのお客さんの目を楽しませています。 【写真】札幌の冬を彩る巨大クリスマスツリー 乃木坂46・橋本さんが点灯式 今シーズンは、メインとなる大通会場(『さっぽろ雪まつり』が開催される場所)が12月25日(金)までの36日間、駅前通会場が来年2月11日(木)までの 84日間、南一条通会場が3月14日(月)までの 116日間の開催となります。
大リニューアルの初年度
この「さっぽろホワイトイルミネーション」は1981(昭和56)年12月12日にスタート。当時はわずか1048個の電球でしたが、35年目の今年は大通会場を拡大リニューアルして開催、52万個の電球が取り付けられました。「さっぽろホワイトイルミネーション」の大リニューアルは3年がかりで行われ、今年がその初年度に当たります。 現在の札幌は夏も冬も観光資源に恵まれた地区として、またインバウンドの影響もあり多くの観光客が訪れる街ですが、35年前は冬といえば「さっぽろ雪まつり」だけが奮闘している状態でした。
米NYのツリーのようなイベントを
そこで冬の観光イベントとして、「アメリカ・ニューヨークのクリスマスツリーのようなイルミネーションを使ったイベントができないものか」というアイディアからスタートしたのが「さっぽろホワイトイルミネーション」です。 52万個の電球が灯るということは、それだけ電力が必要だということ。その電力を賄うために、バイオディーゼル燃料(家庭・企業で出た廃食油から精製した燃料)による発電を行って点灯、地球にやさしいエコ・イルミネーションを目指しているのも「さっぽろホワイトイルミネーション」の特徴です。 ちなみに11月27日(金)から12月24日(木)までは、大通西2丁目で「第14回ミュンヘンクリスマス市」を同時開催。クリスマスムードに花を添えます。 (ライター・橋場了吾)