「当事者の会」メンバー死去で「ジャニーズ新会社どころではなくなり…」問われる東山紀之社長の手腕
最も危惧していたことが起きてしまった――。 『ジャニーズ性加害問題当事者の会』の40代メンバーが亡くなっていたことがわかった。 【秘蔵写真】貴重すぎる……「ご近所トラブル」報道も飛び出した東山紀之新社長と木村佳乃“ラブラブ”ツーショット姿 捜査関係者によると、10月中旬、大阪府箕面市の山の中で倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。自殺とみられる。近くには遺書のようなメモがあり、警察は「事件性なし」と判断している。 ついに出てしまった犠牲者。故ジャニー喜多川氏の性加害を告発した元所属タレントには 《ウソをつくな》 《金目当てだ》 《ジャニーズを潰したのはおまえだ。責任とれ》 など、苛烈な誹謗中傷が寄せられてきた。 これを受け、当事者の会の代表・平本淳也氏は10月、神奈川県警に刑事告訴。メンバーの二本樹顕理氏や、元『Kis-My-Ft2』の飯田恭平氏らも警察に被害届を提出していた。 「それでも誹謗中傷はやまなかった。言葉にできないほどの罵声が毎日100通以上届けば、誰でもおかしくなってしまう。ネット上では当事者の会メンバーの個人情報を晒したサイトもある。身の危険を感じていたメンバーは少なくなかった」(スポーツ紙記者) メンバーの死去を受け、元Jr.のカウアン・オカモト氏はX(旧ツイッター)で 《僕が一番恐れていたことが起きてしまいました どうか皆さん慎重に愛を持って発言してください ご冥福をお祈り申し上げます》 と投稿。同氏は5月に 《誰かがこの件で僕も含めて命を断つようなことがあるのが一番怖くなりました。僕はもう自分に嘘つきたくないし 誰かを憎みたくない。感謝も消えない。 被害者の方々やまだジャニーズ事務所に所属されているタレント、人間の心のケアを優先してあげてください。その為には1人1人の心のより所を》 とつづっており、その不安が現実のものとなったカタチだ。 元Jr.の橋田康氏もXで 《今は僕への誹謗中傷は少ない方だと自分で勝手に感じてます。僕でこれなら? と思うと他の方への誹謗中傷は計り知れない。沢山の想いがあると思うけど本当にお願いします。一度ブレーキを 誰も前に進めなくなってしまう》 と警鐘。元キスマイ飯田氏も 《辛かったですよね。心よりご冥福をお祈りします》 と記している。 ネットを隠れみのに中傷を続ける人物の正体は多岐にわたる。 一連の騒動でジャニーズ事務所が消滅したことから、それを逆恨みする熱狂的なファンもいるだろうが、ネットリテラシーに詳しい人物によると 「過去の中傷事件を見ると、ファンでもない全く無関係の人物がウサ晴らしで書き込んでいることが多かった」 という。 近年、芸能人を中心に中傷対策が進んではいるが、個人で対応するには限界がある。今回は当事者の会が動いてはいたが、補償業務を行う『SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)」も積極的にアクションを起こすべきだった。 「当事者の会が『誹謗中傷はやめてくれ』と訴えても、効果が薄いのは目に見えていた。ここはSMILE社が動くべき。9月と10月に行った記者会見で、東山紀之社長は誹謗中傷をやめるよう呼びかけてはいたが、当事者の会と一緒に対策を練ったり、委員会を立ち上げたという話は聞いていない。 性被害者に対する心のケア窓口もあるが、あくまで“受け身”で、SMILE社から働きかけることはしていない。当事者の会メンバーが亡くなったことは、他人事では済まない」(全国紙社会部記者) 旧ジャニーズ事務所は今月中にも、外部から芸能コンサル会社『スピーディ』の福田淳氏を招へいし、エージェント業務を行う新会社を立ち上げる見込み。そのさなかに“犠牲者”が出てしまったことで、予定していたスケジュールは後ろ倒しにするほかない。 「さすがにこのタイミングで『新会社立ち上げました』とはいかないだろう」(ワイドショー関係者) と指摘する。東山社長は果たしてどう動くか。手腕が問われている――。 (日本いのちの電話連盟) ・フリーダイヤル0120-783-556(毎月10日午前8時~翌日午前8時) ・ナビダイヤル0570-783-556(午前10時から午後10時まで)
FRIDAYデジタル