「熱中症特別警戒アラート」対応を共有 市が対策本部を設置【宇部】
宇部市は21日、国の熱中症対策実行計画に基づく対策の推進に向け、篠﨑圭二市長を本部長とする熱中症対策本部を設置した。同日に市役所で実施した第1回会合には、本部員全17人が出席。同法施行により創設された熱中症特別警戒アラート発令時の伝達体制、イベントでの対応について共有した。 特別警戒アラートは、2021年度から運用されている警戒アラートの一段階上のもので、過去に例のない広域的な暑さを想定。都道府県内のすべての暑さ指数情報提供地点で、翌日の最高暑さ指数が35に達すると予測される場合に、前日の午後2時ごろに発令される。 発令の市民への通知は、市の防災メール、公式LINE、ホームページを活用。イベント開催については、市主催の日中の屋外イベントなどは原則中止または延期とし、やむを得ず開催するときは、環境省策定のガイドラインを参考に予防対策を講じる。 篠﨑市長は「熱中症対策は市民の命を守ることに直結する。いつ発令されてもいいように各部で準備を怠ることのないように。発令前の準備も大切。早め早めの情報発信を心掛けて」と本部員である各部長級職員に呼び掛けた。 特別警戒アラート発令時に開放する暑熱避難施設「クーリングシェルター」は、当初の17公共施設に加え、ときわ湖水ホールと上宇部ふれあいセンターを追加した。