歯科治療用ドリルのニッチトップが目指す圧倒的首位の座
歯科治療用ハンドピースは毎分20万~40万回転して歯を切削する。高速回転させるため内部にはギア、シャフトなど微細部品が組み込まれている。長時間安定的に使用できるようにするため、加工に5ミクロン以上の誤差が生じた部品は廃棄するという(記者撮影)
栃木県鹿沼市に生産拠点を構えるナカニシ(7716)が、急増する製品需要に対応するため生産拠点拡充を急いでいる。 ナカニシは、歯科医が使用する治療用ハンドピース(切削器具)の世界トップ企業だ。創業は1930年。中西英一社長の祖父・中西敬一氏が、東京都千代田区で創業した。1945年に第2次世界大戦で疎開先の栃木県鹿沼市に移転。以来、開発設計、精密部品の製造、組み立てを一貫して鹿沼で行ってきた。
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広瀬 泰之