絶好調の決算発表だったのに株価が急落したときの対処法
業績が絶好調だったから「買い」だ! そう思って購入した銘柄の株価が下がり続ける――。そんな経験をしたことはないでしょうか?(写真:jessie/PIXTA)
株価は、長期的には業績に連動するものです。そして当然ながら、業績がよいほど株価は大きく上昇します。 ところが、株式投資を長年続けていると、決算内容が絶好調だったにもかかわらず、株価が上昇しない、下手をすると値下がりしてしまう、という事態に遭遇することがあります。 7月11日、半導体関連装置メーカーのローツェ(6323)が2023年2月期の第1四半期(2022年3~5月)決算を発表しました。下表のように、前年同期と比べ、売上高が50.2%増、営業利益が76.6%増、経常利益は為替差益の影響もあり103.0%増と、驚異的な業績の伸びが続いていることが確認できました。 この決算内容を見れば、多くの個人投資家は「翌日はストップ高で買えないのでは?」と思ったりするのではないでしょうか。ところが翌12日、ふたを開けてみると、寄り付きから株価は下げて始まり、その後も下げ幅を広げ、なんと年初来安値を更新してしまったのです。
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足立 武志