１０月２７日に投開票が行われる衆議院選挙で、２５日までに期日前投票を済ませた栃木県内の有権者は、コロナ禍だった前回２０２１年の衆議院選挙の同じ期間と比べてほぼ同じ水準だったことが県選挙管理委員会のまとめで分かりました。 県選挙管理委員会によりますと、衆議院選挙の公示翌日の１０月１６日から２５日までの１０日間に期日前投票を済ませた人は、国内外合わせて２５万２７５人でした。 前回２０２１年の衆議院選挙の同じ期間に比べて１９７６人減り、率にすると９９．２２％でした。 県内に５つある小選挙区ごとに見てみますと３区と４区で前回を上回り、さらに細かく市や町で見ますと３区の那須烏山市が２６．９０ポイント増加、那珂川町が２０．２２ポイント増加と目立っています。 有権者全体に対する投票率は１５．６３％で、前回に比べ０．１５ポイント上回りました。 県選挙管理委員会の担当者は、「新型コロナウイルスの感染が拡大していた前回は密をさけるため投票者が増えたが、今回も同じ水準で期日前投票が浸透してきたのではないか」と話しています。