ヒューマン 嶋大輔、「男の勲章」大ヒットから40年…誕生日の22日に還暦ライブ 2013年に「我が出て」引退も復活「ソロライブは30年以上ぶり」
1981年にロックバンド、横浜銀蝿の弟分としてデビューし、「男の勲章」を大ヒットさせた歌手で俳優、嶋大輔(59)。今年は誕生日の22日に東京都内で還暦記念ライブを開き、今夏にはミニアルバムを発売と、いつにも増して精力的だ。一時は芸能界を引退するなど山あり谷ありの半生。「男の勲章」の歌詞の如く不屈の精神で乗り越えてきた境地とは―。(ペン・納村悦子、カメラ・尾崎修二) 【写真12枚】白い特攻服姿でポーズを決める嶋 ♪つっぱることが男の たった一つの勲章だって この胸に信じて生きてきた~と、リーゼントに真っ白な特攻服姿で歌い、一世を風靡(ふうび)して40年あまり。まもなく〝還暦の勲章〟を得る元ツッパリは「30代のような精神年齢なんで還暦を迎えるなんてビックリ。僕にとって『男の勲章』は、恩人ならぬ〝恩曲〟だと思っています」と笑った。 ドラマや映画で抜群の存在感を放ち、バラエティーでも人気だが、デビュー当時から歌手としても活躍。60歳を迎える今月22日には東京・四谷ハニーバーストで還暦記念ライブを開催する。 「ソロライブは30年以上ぶり。銀蠅一家のメンバーだった矢吹薫やミッツとバンドでやるので楽しみです」と笑顔。 夏の発売に向けてミニアルバムも制作中。CDの発売は18年ぶりで、「今回6曲なんですが、5曲は新曲。一つ一つ形になっていくのは事務所の協力と僕の努力のたまもの」と笑わせた。 17歳だった1981年、横浜銀蝿のライブ会場でスカウトされて芸能界入りし、同10月に横浜銀蝿とのコラボ曲「ツッパリHigh School Rock’n Roll(試験編)」でデビュー。同月期のTBS系「茜さんのお弁当」で演技に初挑戦した。 「1円でももらったら、お前らはプロだよというのを厳しく教わりました」と振り返る。 82年にソロ第2弾「男の勲章」が98万枚と大ヒットし、第15回日本レコードセールス大賞(オリコン年間ランキング)の男性新人賞を受賞。10代を中心に圧倒的な支持を集め、リーゼントに白い特攻服は当時の不良スタイルの象徴となった。 「横浜の不良が出した曲が売れちゃって。自分の意図しないところで嶋大輔の群像がぶわっと出来上がっていった」