「2023年に得た経験を生かして、どんどん新しいことにチャレンジしたい」礒部花凜の2023-2024
『ウマ娘 プリティーダービー』のダイイチルビー役、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』の天馬咲希役、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の月岡恋鐘役などで知られ、俳優としても舞台やミュージカルにも精力的に出演している礒部花凜。9月に発売した初の写真集「私めく」が大きな反響を得るなどターニングポイントの1年となった2023年について、さまざまな視点から思いを語ってくれた。 【写真を見る】礒部花凜 1st写真集「私めく」未掲載カット ■初めての写真集を出せたことが2023年はとにかく印象的でした ――まず、2023年を振り返っての感想はいかがですか? 「インプットを増やしたい」というのがこの1年間の目標だったんですけど、自分の中では結構実現できたなって。映像のお芝居のレッスンに行ったり、ボイストレーニングに通ったり、舞台の観劇やプライベートで音楽を聴く時間もわりと取れて……。インプットをするだけの心の容量みたいなものがあったこともすごくよかったなと思います。あとはやっぱり、初めての写真集を出せたことが2023年はとにかく印象的でした。 ――“Moment -瞬間-”というテーマのもと撮影された1st写真集「私めく」ですね。 写真集という形で今の自分を残せたことが何よりうれしかったですし、ファンの皆さんにすごく喜んでいただけて。この写真集が別のグラビアのお仕事に繋がるなど心がワクワクするような新しい挑戦にも発展していって、そういう意味でも大きな1冊になったと思います。 ――俳優の活動でいうと、2023年は朗読劇やミュージカルなど幅広い舞台作品に出演。手応えはいかがでしたか? ポルノグラフィティの新藤晴一さんがプロデュースされたオリジナルミュージカル「ヴァグラント」は貴重な経験でした。炭坑で働く夫を持つ妻という今までやったことのないキャラクターで、初日の幕が開くまですごく不安で。稽古からいろんな試行錯誤をして挑み、周りの方々の温かい支えもいただきながら最後までやり遂げられたなって思います。 ■日々のインプットもお仕事も全部好きでやっている ――一方、プライベートの充実度はいかがでしたか? 私、普段から仕事とプライベートの境目があまりないタイプで。お仕事はどれもやっていて楽しいですし、さっきお話したプライベートでインプットしたことはその後のお仕事にゆくゆく生かされたり、自分にとってプラスになることが多いんです。なので“今はプライベート”と意識してる時間がほとんどない(笑)。日々のインプットもお仕事も全部好きでやっていて、すべてが一緒になっちゃってる感じです。 ――となると、本当の意味でのプライベートは家のごくごく些細なこと……になりますかね? そうですね。あ、この間、お風呂の脱衣所の床を貼り換えました! それくらい小さなプライベートの話でもいいですか? ――もちろんです(笑)。 レトロな花柄のカッティングシートが売っていて、それを買って床のサイズに切って貼ったんです。意外にしっかりした素材で、防水仕様なんですよ。脱衣場の床が汚れるのがイヤで、そういう工夫をしたりもしてます。 ――(2023年)9月にインタビューをさせてもらったときも「絶賛、家の模様替え中」とお話されていましたね。 あ、まだ途中です!(笑) 他にはカーテンの色をガラッと買い替えたり、時間を見つけては部屋の雰囲気を変えようと奮闘していますね。しかも、並行して年末の大掃除も一緒にやってるんです。今回は早めに始めようと思って。 ――素晴らしい。計画的ですね。 私、ビックリするくらい元気なんです(笑)。元気があり余ってて、丸1日お仕事だった日の夜でも全然やれちゃうんですよ。この前は朗読劇を1日2公演やって、夜ごはんを食べて夜中から大掃除に取りかかりました。 ――気持ちよく新年が迎えられそうですね。 部屋の乱れは心の乱れだと思っていて。忙しいときって、物理的に時間がなくて家が散らかるじゃないですか? それがイヤなので日頃からこまめに片付けるようにしています。“家がきれい”という、気持ちのいい状態で毎日のお仕事に臨みたいと思っています。 ■2023年に得た経験を生かして、どんどん新しいことにチャレンジしたい ――2023年にハマったものはありましたか? えーっと、なんでしょう? 絶対あるんだよな…。(少し考えて)生牡蠣! めちゃくちゃハマりました。 ――どのくらい食べたんですか? 今はちょっと落ち着いたんですけど、一時期は禁断症状が出るくらいでした(笑)。「牡蠣を食べないと1日が終われない!」って、家のすぐ近くまで帰ってきているのに生牡蠣の食べられる店を探してまた出かけるとか。 ――すごいですね。突然好きになったんですか? もともとはここまで好きってわけじゃなくて。今回ハマったきっかけは……ちょっと忘れてしまったんですけど(笑)、たぶん、たまたま食べておいしかったんでしょうね。ハマり始めた頃、マネージャーさんと電車で帰宅中に私が「牡蠣食べたい!」って突然言ったらマネージャーさんも「よし、食べて帰ろう」って賛成してくれて。次の駅で急きょ降りて入ったお店の牡蠣が絶品で、それが私の牡蠣中毒に拍車をかけました(笑)。 ――お話を聞いていたら私も食べたくなってきましたよ。 おいしいですよね~。でも生牡蠣ってリスキーな面もあるじゃないですか? こういうお仕事をしてると特に。だから最近は牡蠣フライを頼んだりしてます。 ――あはははは。リスク回避でそこに落ち着いたんですね。 はい(笑)。 ――2024年はどんな1年にしたいですか? 2023年に得た経験を生かして、どんどん新しいことにチャレンジしたいです。具体的な内容はまだちょっと秘密なのですが、私、お仕事で頑張りたいことがまだまだたくさんあるんです。それがひとつでも多く叶う年になればいいなって思います。毎年、自分の5月のバースデーイベントのときに「この1年で私は成長や飛躍ができただろうか? ファンの皆さんに新たな自分を見せられただろうか?」って振り返って考えるんです。そのときに自信を持って“いい活動ができている”と言えるようにまずはしたいですね。プライベートのほうは……大掃除をやってきれいな状態になった今のお部屋を少しでも長くキープできたらうれしいです(笑)。