２０２３年の１年間、岡山・香川に宿泊した外国人の数がまとまりました。空港で国際線が再開したことなどから、前の年より回復していますが、コロナ禍前の水準には戻っていません。 岡山県によりますと２０２３年、県内で宿泊した外国人の人数は３２万８０００人余りで、前の年よりも約２６万９０００人増えました。 ２０２３年４月、国が新型コロナウイルスの水際対策を緩和したことを受け、岡山空港でも台北線や上海線が再開したことなどが要因と見られています。 しかし、２０１９年と比べると７割以下で、依然としてコロナ禍前の水準には戻っていません。 岡山県観光課は２０２４年９月から始まる森の芸術祭や２０２５年の瀬戸内国際芸術祭、大阪・関西万博など、インバウンドの取り込みが期待できるイベントを活用し、近隣の自治体と連携した情報発信を行い、誘客に務めたいとしています。 一方、香川県の外国人宿泊者数は２０２３年は４４万４０００人余りで、前の年の約１２倍に増えました。こちらもコロナ禍前の水準には戻っていませんが、前の年からの伸び率は全国トップとなりました。