【光る君へ】ニーニーの〝ダメ印象〟一掃 竜星涼が演じる藤原隆家「刀伊の入寇」で大暴れ
女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」の第46回「刀伊の入寇」が1日、オンエアされ、藤原隆家を演じている竜星涼が大活躍し「ニーニーかっこいい」と、視聴者から大絶賛されている。 「刀伊の入寇」は1019年3月に勃発したと言われており、国境の島である対馬と壱岐に50隻もの賊船が来襲し、各地で放火や殺人を繰り返した末、博多への侵略を試みた事件のこと。 この事件に対し、大宰府で賊への対応を指揮したのが、大宰権帥だった隆家だ。隆家といえば、かつて兄の藤原伊周の女性関係で、従者の武士を連れて花山法皇の一行を襲い、法皇の衣の袖を弓で射抜くという「長徳の変」を起こしたこともある。そんな隆家は眼の病を患ったことで、名医がいると言われた太宰府に自ら志願していった。 今回は大宰府を訪れていたまひろ(吉高)をもてなした後に「刀伊の入寇」の知らせを受ける。すぐさま軍勢を集めた隆家は馬上で「敵は刀伊と呼ばれる異人どもだ。これから我らは博多の警護所で敵の来襲に備える。一歩たりとも敵を踏み込ませてはならぬ。なんとしても守り抜くのだ」と兵を鼓舞する。 さらに、敵の襲来を確認した隆家は、手勢が少数ながらも「出陣する」と決断。「小勢でも、いま我らが討って出ねば、食い止めねば。陸に上がられては無辜の民に害が出る」と陣頭指揮をとって敵に立ち向かった。 隆家が大活躍する今回の「刀伊の入寇」ではSNSでも「ニーニーかっこいい」と絶賛。この「ニーニー」とは、流星が2022年のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」にヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)の兄・比嘉賢秀として出演した際、暢子からは「二ーニー」と呼ばれるが、どこに行っても、何をやってもダメな兄貴という役柄だったこと事からきている。 「長徳の変」では「ニーニーは時代が変わってもろくなことせんな」と言われたが、今回は「朝ドラのニーニーが上書きされました」「男前だ、さすがニーニー」と称賛された。
東スポWEB