田辺市民総合センターに移転 きっずぱーく事務所、和歌山
田辺市ファミリー・サポート・センター「きっずぱーく」の事務所が、和歌山県田辺市高雄1丁目の市民総合センター内に移転した。センター内で親子の広場を開けるようになり、センター前の駐車場が利用できるため、来所しやすくなった。 【まち全体で子育て支えよう NPOが「子育て応援企業」を認定、和歌山・田辺市の記事はこちら】 きっずぱーくは、子どもの送迎や預かりなどの援助をしてほしい人(ファミリー会員)に援助できる人(サポート会員)を紹介する子育て支援事業をしている。田辺・西牟婁とみなべ町に住む乳幼児や小学生の保護者が対象。このほか、親子の交流広場なども開いている。 センターの市役所の機能が新庁舎に移転したことに伴い、夏に移転した。2階の健康増進課だった部屋が事務所になっている。 センター内では事務所のほか、これまで東部公民館(田辺市神子浜1丁目)などで開いていた親子交流の広場「きっずタイム」などを、1階の乳幼児相談室で開くようになった。 また1階の栄養相談室を主に入会登録やマッチングなどで利用する。相談室はともに和室のため、子どもが寝転んだり、遊んだりしやすいという。 きっずぱーくを運営するNPO南紀こどもステーションの榎本順子理事長は「保護者のニーズを聞きながら、利用しやすいように機能を強化し、子育て交流広場の数を増やしていけたら。サポート会員の研修、交流にも取り組んでいきたい」と話している。 開所時間は月曜~金曜(祝日除く)の午前9時~午後5時15分。 ■サポート会員を募集 きっずぱーくは、サポート会員を募集している。11月には、活動内容を知ってもらうための「募集フェア」と、サポート会員になるための講習「子育て支援セミナーIN白浜」を開く。 募集フェアは11月8日午前10時~正午、市民総合センター2階交流ホールで開く。ミニリース作りの後、サポート活動の様子を動画で視聴し、説明を受ける。現役サポート会員を囲んで座談会もする。無料。 申し込みが必要で10月7日午前9時から受け付ける。定員(15人)になり次第、締め切る。 「子育て支援セミナー」は11月14、15、20、21日、白浜町十九渕の町立児童館である。 4日間で12講座開く。1講座から受講できるが、サポート会員に登録されるには24時間以上の講習が必須のため、原則として全講座を受講する。会員登録から5年以上経過している人にもスキル向上のために受講を勧めている。 受講、託児ともに無料だが、11月1日までの申し込みが必要。定員15人。託児は定員3人で全講座の受講者が優先。 会場に行けない場合、実技の講習以外は、都合のよい日に事務所でDVD視聴での受講もできる。 いずれも申し込みはきっずぱーく(0739・26・5486)へ。
紀伊民報