デルタ航空が未来の旅を提示、創業100周年を革新的技術で祝う…CES 2025
米デルタ航空は、創業100周年を迎える2025年、「CES 2025」に出展し、革新的な技術や取り組みを発表した。 【画像全7枚】 同社のエド・バスティアンCEOは、ラスベガスの巨大球体型施設「スフィア」で行われた基調講演で、「AIやデジタル革命、持続可能な技術といった新たな驚異が、旅行体験を変革する素晴らしいツールを私たちに与えてくれている」と述べ、テクノロジーの進化が人々の生活向上につながることを強調した。 デルタ航空は、CES 2025で、YouTubeとのパートナーシップによる機内エンターテインメントの拡充を発表した。また、クラウドベースの座席背面エクスペリエンス、パーソナライズされた機能の導入も明らかにした。 さらに、エアバス社とのイノベーションパートナーシップの強化、AIを活用したマルチモーダルな新しい輸送オプションの提供も発表している。 基調講演では、アカデミー賞受賞女優のヴィオラ・デイビスによる冒頭スピーチに続き、バスティアンCEOがデルタ航空の社員や業界リーダーとともに登壇。没入型の飛行体験を通じて、同社の次なる100年を支える新技術やパートナーシップを紹介した。 さらに、グラミー賞受賞アーティストのレニー・クラヴィッツによる音楽パフォーマンスも行われ、会場は盛り上がりを見せた。 デルタ航空のCES2025での存在感は圧倒的で、数千人の来場者を魅了。創業100周年を迎える同社が、人々を中心に据えたイノベーションへの強いコミットメントを示す機会となった。 航空業界の未来を見据えたデルタ航空の取り組みは、テクノロジーの進化と人間中心のサービスの融合を目指す、新たな時代の幕開けを感じさせるものだ。
レスポンス 森脇稔