コンテストデビュー戦で活躍の元競輪選手ボディビルダー 当初は1回6~7時間の筋トレ 競輪時代の12時間訓練で体力に自信あり
2024年7月21日(日)、神奈川県茅ヶ崎市民文化会館にて『神奈川県ボディビル・フィットネス選手権大会』が開催され、小坂元雄斗(こさかもと・ゆうと/30)さんが、ボディビル初出場でオーバーオール3位となった。大腿四頭筋の発達が凄まじく、人々の視線を奪った小坂元選手。高校時代から憧れていたボディビルに初挑戦し、1年目にしてオーバーオール3位という見事な結果を残した。 【写真】元競輪選手・小坂元雄斗選手の隆起した大腿四頭筋
「高校一年生のころから憧れていたボディビルというの夢の舞台にやっと立てました!初挑戦で3位という結果はありがたく、とても嬉しいです!『この大会に出る!』と決めてから、大会当日までの3年間がとても短く感じました」 元陸上競技選手であり元競輪選手でもあった小坂元選手は、二度の挫折を経てボディビルの世界へ足を踏み入れた。 「陸上も競輪もどちらも怪我で引退を余儀なくされてしまい、『自分が本当にやりたかったのは、何だろう?』と考えた際に、頭に浮かんだのは大好きな筋トレでした。パーソナルトレーナーとして働きながら、ボディビルの道を究めることにしたのです。パーソナルのお客様には選手の方もおられるので、自分もステージに立つことでお客様へより役立つ情報や経験がお伝えできるのではないかと思いました」 競輪選手時代には「筋肉が付き過ぎている」と指摘されていた小坂元選手。ボディビルを目指すようになってからの2年間は、大きな身体になるため6~7時間もトレーニングをしていたそうだ。 「そのくらいトレーニングしないと、ボディビルのトップ選手には追い付けないと思ったのです。競輪選手時代は6時30分から18時30分まで訓練していましたから、体力や回復力に自信がありました。ボディビルの先輩たちから『無茶ができるのは、若い今のうちだぞ!』と、トレーニング時間の短縮を促す助言を受けたものの……。身体が萎んでしまいそうで、短縮するのは怖かったです。しかしアドバイスに従い3時間に短縮してみたところ、ちゃんと筋肥大しているし、浮腫んで出ていなかった四頭筋のカットも出てきました。さすが先輩たちのアドバイスは的確でした……!」 小坂元選手は、神奈川県にある横浜マリンジムのポージング練習に参加するようになったことで、「格段に良くなった」と語る。 「初めは『ボディビルには、規定ポーズがあるらしい』程度の知識で、『これは筋トレだけしていても、ボディビルでは勝てないな……』と感じました。そこで、2024年の年明けから、横浜マリンのポージング練習に参加させてもらうことにしたのです。筋肉の丸々しさを潰さずにポージングするトップ選手たちを前にし、『ここに追い付きたい!自分の強みを出せるポージングがしたい!』と燃えました。競技としてポージングをとる意味や必要性も学べ、とても良かったです!」