入団22年目の宝塚歌劇専科スター・凪七瑠海の主演作開幕 バウホールで芝居&ショーの2本立て
宝塚歌劇の専科スター・凪七瑠海(なぎな・るうみ)が主演する雪組公演「39 Steps」(脚本・演出、田渕大輔)が24日、兵庫・宝塚バウホールで初日を迎えた。 入団22年目の凪七は昨年3、4月の星組公演「バレンシアの熱い花」「パッション・ダムール・アゲイン!」で初めて全国ツアー主演を務め、今春もセンターを任された。バウホールでの主演は20年のコンサート「パッション・ダムール」以来となるが、今回は「小劇場」とも呼ばれるバウでは数少ない芝居(1時間5分)とショー(25分)の2本立て。 芝居は、アルフレッド・ヒチコック監督も映画化したサスペンス小説「三十九階段」が原作。刺殺された男の殺害の疑いがかかり、追手から逃れる主人公・ハネー(凪七)が、ミュージックホールで知り合った踊り子・アリス(野々花ひまり)の協力を得ながら、事件の真相に迫る。ハネーの様々なコスプレも見どころで、コメディー色も。 ショーはスパイ映画「007」のオマージュや、著名女性スパイのマタ・ハリに凪七がふんするなど、芝居と同様にスパイをテーマに展開され、バンドの生演奏が力強く盛り上げた。5月5日まで。
報知新聞社