超巨大駅によくある西口と東口……両方にバスターミナルがあるのは当たり前ってマジ?
■予想外なサイズ感
新しい観光スポットになった、飛び出すネコの看板にスマートフォンを向けまくる大勢のインバウンド客に混ざりつつ、東口のバス乗り場観察を継続。 その結果、西口とは対照的に、どこを探しても東口に「バスターミナル」と呼べるバス施設は存在しないと分かった。 ただし、バス停の数が皆無なわけでもない。まず駅前広場に隣接してバス停標識が立っており、近づいて確認すると、定期観光バス「はとバス」の乗り場になっていた。 では一般路線バスの停留所は?といえば、はとバス乗り場から歩道を西口方向に約130m進んだ位置と、有名なアルタ前の近くに、都営バスのバス停が1箇所ずつ置かれている。 また、都営バス停留所のそばに「はとバス」の乗り場がもう1箇所あり、ここには観光特化型のコミュニティバスも土曜日に1本だけ来る。
■"終点"ではない東口
共通の停留所名は「新宿駅東口」。駅前がバスの始点終点になることは多々ある。しかし都営バスの新宿駅東口はごく普通の途中の停留所となっており、ここを通る全てのバスは西口まで向かう、または西口から来る。 東口を経由する都営バスは、早稲田方面への早77系統と、品川駅方面へ向かう品97系統。本数はそこそこ出ているにせよ、系統が2種類しかないあたり、西口に比べて東口は極端なまでにこぢんまりした雰囲気だ。 ちなみに、今回は西口と東口にテーマを絞ったため、新宿駅の主要出入口の一つである南口はリサーチ対象外。 一応軽く触れておくと、南口の前に一般路線バスのバス停はなく、道路を挟んだ向かい側に大規模高速バスターミナルの「バスタ新宿」が建っている。