注目のガールズグループ・iScreamが“Girl”から“Woman”へ「二十歳になる今、“大人とは”を考える」
鍛え抜かれた実力派アーティストが所属するLDHのなかでも、少数精鋭で全員が逸材レベルの歌唱力とダンススキルを誇るiScream。グループ名の由来である“愛を叫ぶ”を体現する壮大なバラードはもちろん、アッパーなダンスチューンも得意。昨年は新曲が立て続けにドラマのオープニングテーマに起用されるなど、注目度が急上昇している次世代型ガールズユニットだ。 【写真】LDHのなかでも、全員が逸材レベルの歌唱力とダンススキルを誇るiScream 2024年はメンバー全員が二十歳を迎える節目のタイミング。1月17日にリリースする2ndアルバム『Selfie』は、新たなステップを踏み出していくiScreamの決意が詰まった1枚。アルバムに込めたメッセージと「理想の大人」について語られたインタビューを、前後編の2回に分けてお届けする。
お弁当が3種類あれば、3人とも違うものを選ぶようなグループ
――LDHのガールズグループには8人組のGirls²や9人組のLucky²がいますが、iScreamが「3人組で良かった」と思うのはどんなところですか? YUNA 「3人組で良かった」というよりは、「この3人で良かった」と思うことが多いです。私たちは見た目も性格もタイプが違うのですが、iScreamの活動に関する意思や考え方はいつも一緒なんです。例えばライブグッズを決める会議でも、だいたい3人の意見が一致して、争いが起きたことはない。同じ方向を向いて活動できていることが本当に嬉しいですね。 HINATA グループとして目指す夢は同じでも、食事の好みはバラバラなので、ライブ会場の楽屋に3種類のお弁当があったら、それぞれ別のものを手に取るかも。奪い合いにならないので、それもケンカにならない理由のひとつです(笑)。
大人になっても公園のアスレチックで無邪気に遊べる人でいたい
――2024年はメンバー全員が二十歳の節目を迎えますが、すでに皆さんは18歳で成人している世代です。プロのアーティストとして働く社会人でもありますが、3人にとって「大人になる」とはどういうことですか? HINATA 私は自分の発言や行動に責任を持つことが大人だと思います。ひたすら自分を貫くことも素敵だけど、一人では音楽活動を続けられないし、たくさんの人に支えてもらって今の自分がいるので。だから自分を大切にしながらも、周囲への影響をきちんと考えながら行動できる人に憧れますね。 ――RUIさんは昨年に一足早く二十歳になりましたが、日常生活に変化はありましたか? RUI 先輩たちとお酒で乾杯できるようになりました。一人の大人として同じ土俵に立たせてもらえたような気がして嬉しかったですね。それ以外だと、19歳の頃と比べて大きな変化はまだ感じていないですね。 ――では、皆さんが「もう少し大人になりたい」と思っている部分を教えてください。 RUI 私はもっと時間に余裕を持って行動できるようになりたいです。 HINATA うんうん、そうしてください(笑)。 RUI はい(笑)。いつもギリギリに行動して自分で自分を追い込みがちなので、それはもう卒業したいなと。まずは早寝早起きから始めたいと思います。 YUNA 正直に言うと私はあんまり「大人になりたい願望」がなくて、むしろ子どもの気持ちを持ち続けたいと思っていて。大人になっても公園のアスレチックで無邪気に遊べる人でいたいですね。 HINATA YUNAは童顔だから、きっと30歳になっても公園の遊具が似合うよ! RUI それ、喜んでいいのかな(笑)。アーティストとしては、HINATAが言うように自分を貫きながらも協調性を持っている大人になりたいです。協調性がありながらも、周囲に流されるのではなく、大事な場面では自分の色を出すことにこだわるような人になりたいですが、そのバランスが難しい……。とにかく今はいろんな経験を積んで視野を広げるしかないと思っています。 HINATA 私も18歳で成人して、去年の夏に19歳になってから、大人という言葉との距離がどんどん近くなっている実感があるので、早急に大人化計画を進めたいと思っています。課題は落ち着きを保つことですね……(笑)。我ながらデビュー当時と比べたらはっちゃけ度合いが薄まってきた気がするのですが、もっと大人の余裕を醸し出せるようになりたいと思っています。