10月27日に投開票が行われる衆議院選挙。 自民党・前職と立憲民主党・新人が一騎打ちとなる「宮城3区」の候補者について、お伝えする。

ミヤギテレビ

自民党の前職で7期目を目指す西村明宏候補は、福岡県・北九州市出身の64歳。 宮城県内から選出され、大蔵大臣などを務めた三塚博さんの秘書を経て、政界入りした。 旧安倍派に所属し、任期中は環境大臣や国会対策委員長代行などの要職を歴任。 一方で、政治資金収支報告書の不記載問題によって今回の選挙では比例名簿には掲載されず、立候補後の第一声で次のように謝罪した。 西村明宏候補 「今回の選挙戦、政治とカネが野党側からターゲットになっています。私自身もこういった形で巻き込まれて名前があがり、皆様にご心配をおかけしたこと心からお詫び申し上げたいと思います」 現在、旧安倍派の精算に向けた手続きの取りまとめ役を務める西村候補。 多忙を極めるという日々の中で、記者を前に仲間たちとの会合が唯一の息抜きと語った。 西村明宏候補 「頭をいろいろ悩ますことなく、楽しく飲んだり騒いだりいくのが一番ストレス発散なりませんか？あの上司いやだなと思って、そのこと考えているといやになるでしょう？忘れて仲間と一緒にばか騒ぎしてると、ストレス発散なるでしょう？」 選挙戦では地元の市長・町長や自治体議員らと連携し、組織戦を展開する。

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1票の格差是正の区割り変更により『宮城3区』のエリアは、今回の選挙から変わる。 仙台市太白区の秋保地区が『宮城1区』に戻り、名取市や白石市など4市9町にまたがる選挙区だ。 『宮城3区』に立候補したもう1人は、立憲民主党の新人　柳沢剛候補。 群馬県高崎市出身の61歳、元々は仙台放送のアナウンサーで、情報番組などを担当した。 今年1月に出馬を表明し、アナウンサーとしての知名度をいかして広い選挙区内をくまなくまわった。 立候補後の第一声では、相手候補の政治資金収支報告書の不記載問題について厳しく追及した。 柳沢剛候補 「相手は裏金議員です。現職です。3期のうちに554万円の裏金。では、20年弱6期にわたっていくら貯めていたんでしょうか。不記載なんでものではなくわかってたんです。わかっていてそれをそのままにして…これ脱税じゃないですか」 柳沢候補が、日課としているのは辻立ち。 出馬を表明してからは、毎日のように通勤客に挨拶するなど、地道な活動を続けてきた。 柳沢剛候補 「ちょっと孤独ですね。暑い時は暑いし、涼しくなると昨日はすごく冷え込んで寒くなって切なくなってセンチメンタルな気持ちになったりもしますけど。なんでこれをやってるんだろうという時もありますけれど、話しかけていただけるとすごく元気をいただける」 選挙戦では、宮城県選出の参議院議員らが全面的に支援するほか、自治体の議員とも連携する。 前職と新人の一騎打ちとなる『宮城3区』。 10月27日、その結果が明らかとなる。