普天間交差点の車線変更で渋滞対策 ゆいレールの延伸へ調査も 開発が進む「西普天間」跡地
琉大病院の開院など、宜野湾市の西普天間住宅地区跡地の開発に伴う周辺の渋滞緩和策が進められている。沖縄総合事務局は昨年12月から国道330号の普天間交差点で、一部車線の運用を変更。県は本年度、沖縄都市モノレールを普天間方面へ延伸する調査を始めた。 【画像】普天間交差点の交通対策 普天間交差点では、これまで沖縄市方面と琉大病院方面へ流入する国道330号の北向き道路は、右折専用と左右混在の片側2車線だった。南向き道路も片側2車線だった。 昨年12月13日から 区画線を引き直し、北向き道路は新たに左折専用を加えた片側3車線、南向き道路は片側1車線となった。国道を拡幅せず、車線の運用変更で渋滞緩和を狙う。 県は普天間方面の需要を見込み、沖縄都市モノレールを延伸する場合の効果や課題を洗い出す基礎調査を進めている。てだこ浦西駅と古島駅からそれぞれ普天間までを結ぶ2ルートを対象に採算性を分析し、延伸の可能性を探っている。 調査では、利用者数や時間短縮効果、整備費用などを算出し、費用対効果を割り出す。ルートは決まっているわけではなく、より利用が多く、事業化の可能性が高い路線を絞り込む。(政経部・平良孝陽)