富山一6連覇 高校ラグビー富山県大会 花園16度目
●富山工に39―5 第104回全国高校ラグビー県大会最終日(4日・富山市の県岩瀬スポーツ公園)決勝が行われ、富山一が富山工を39―5で破り、6年連続16度目の花園切符を獲得した。富山一は12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。 【写真】6年連続で花園行きを決めた富山一 富山一は前半4分、川村優和(2年)のアシストで加藤大雅(1年)が先制のトライを決めた。後半は相手に押し込まれた場面もあったが、フィールドを広く使って相手を揺さぶった。 林昂慶監督は、何度も練習試合をしてきた富山工との一番を制したことに「取れるところで得点を取ってくれたのが勝負につながった」と話した。昨年の花園を経験した主将の一瀬正太郎(3年)は「経験と全国のレベルを後輩たちにしっかり伝えて、自分が試合を引っ張っていきたい」と意気込んだ。 ●2トライで勢い 富山一・村藤将「花園でも」 富山一のWTB村藤将(3年)は視野の広さを生かし、前半に2トライを決め、チームを勢いづけた。 前半20分、相手ディフェンスの空きを見つけると、双子の弟竜からパスを受けてトライ。その2分後にも相手の背後にボールを蹴り込み、自らトライした。村藤は「花園でもトライを取る」と力を込めた。