出産費用が大幅上昇 2023年度の全国平均50万円超 厚労省調査
出産にかかる費用の全国平均は、2023年度で50万6540円となり、初めて50万円を超えた。厚生労働省が13日、調査結果を公表した。出産費用は年々高騰傾向にあるが、同年度から産婦に支払われる一時金が50万円に引き上げられたことも影響したとみられる。 【写真】生まれたばかりの赤ちゃん 調査結果は、出産費用の公的医療保険の適用を議論する検討会で示された。正常分娩(ぶんべん)の出産にかかった費用で、個室などの室料差額や産科医療補償制度の掛け金を除く。 都道府県別にみると、最も高かったのは東京都の62万5372円、最も低かったのは熊本県の38万8796円で、約23万7千円の差があった。
朝日新聞社