「紅こうじ健康被害」 富山県内でも不安広がり2人相談 富山市内の5社を聞き取り調査
小林製薬の「紅こうじ」を含むサプリメントの健康被害問題。29日は新たに1人の死亡が判明しました被害が全国的に拡大する中、富山県内にも不安が広がっています。 【写真を見る】「紅こうじ健康被害」 富山県内でも不安広がり2人相談 富山市内の5社を聞き取り調査 小林製薬・小林章浩社長:「弊社をとりまくすべてのみなさまに多大なる不安、恐れを与えまして大変な思いをさせてしまったことと、深刻な社会問題を招いたことに改めて深くお詫び申し上げます」 小林製薬は、紅こうじ成分を含むサプリメントを摂取していた人が、新たに1人亡くなっていたと発表。死亡との因果関係は調査中としていますが、死亡者数はあわせて5人に。入院者は28日時点で114人となったということです。 富山県内でも健康被害への不安が広がっています。 富山市保健所には、29日の正午までに、市民2人から健康相談がありました。 このうち1人は、回収命令の対象の「紅麹コレステヘルプを摂取していたので不安だ」と話し、小林製薬のコールセンターがつながらず保健所に連絡したということです。 富山市保健所には、これまで健康被害の報告は入っていません。一方、富山市以外を管轄する県は、国が取りまとめている事案でプライバシーにも関わるため、現時点では健康被害の有無も含めて非公表としています。 小林製薬の紅麹をめぐって、厚生労働省は小林製薬が直接紅麹原料を卸している企業と、その企業から紅麹を入手している企業を公表。健康被害があれば報告するよう求めています。県内では富山市内の5社が対象です。 富山市保健所にはきのう、大阪市から、この5社に対して紅麹原料の流通調査の依頼があり、電話で聞き取りを行っているということです。
チューリップテレビ