【特集】年末年始にピーク?インフルエンザ急拡大 小児科の現状
ミヤギテレビ
「ここ2週間ほどであっという間に広がった」と話すのは仙台市の小児科医川村和久さん。 かわむらこどもクリニック 川村和久 院長 「先週は1週間で60人を超えるような急激な増加になって、警報基準である30人をゆうに超えてる流行状況」
仙台市のインフルエンザは7週連続の増加
仙台市の定点調査によると、今月22日までの1週間のインフルエンザの患者数は1医療機関あたり31.41人と前の週から15.55人増えて約2倍となり、警報開始基準値の30人を超えた。 患者数の増加は7週連続となっている。
咳やたんを止める錠剤が不足
感染拡大と共に治療に必要な咳やたんを止める錠剤が不足しているという。 かわむらこどもクリニック 川村和久 院長 「咳止めのシロップや粉薬はあるけど錠剤がないとか、粉薬が手に入らない。大人の人に止む終えずシロップを飲んでもらっている、ということもある。」 川村医師は流行のピークは年末年始と見込んでいる。 かわむらこどもクリニック 川村和久 院長 「おそらくはインフルエンザ流行の2週~4週でピークを迎えるということで、年末年始が一度ピークあってそのあとまた少し落ちて1月にどんな風に流行していくかは見ていく必要があります」 仙台市は、人の動きが活発になる年末年始にさらなる感染拡大を懸念していて、手洗いやマスクの着用、換気など基本的な感染対策を徹底してほしいと呼びかけています。