110番の日、貴乃花さんらが一日署長 「悩み心配は#9110へ」
110番通報を適切に利用してもらおうと、警視庁は「110番の日」の10日、各地でイベントを開いた。千住署では第65代横綱の貴乃花光司さん(52)が一日署長に就任。「事件、事故、助けて。その時は110番。悩み心配は#9110」と呼びかけた。 【写真】一日署長を委託された貴乃花光司さん(右)と警視庁千住署の山下恭寛署長=2025年1月10日午前10時34分、東京都足立区千住旭町、比嘉展玖撮影 同庁によると、昨年は1日平均約5800件の110番通報を受理した。そのうち2割は「パーキングメーターの使い方が分からない」「免許センターの最寄り駅を教えて」といった緊急性のないものだった。 同庁は、事件・事故など緊急の場合は110番を、相談や困りごとなど不急の案件は#9110を利用するよう求めている。千住署の山下恭寛署長はイベントで「電話で個人情報を教えてしまったり、闇バイトに応募したりした場合は#9110に電話してください」と呼びかけた。 一方、警視庁本部ではこの日、タレントの山之内すずさんが110番通報の適切な利用を訴えた。(比嘉展玖、藤田大道)
朝日新聞社