「茨城のゴールドコースト」砂浜消失で海開き断念 毎年2万人訪れる人気海水浴場に異変…専門家「防災効果も低下」 鉾田市
専門家「防災の面でも深刻な問題」
海岸工学に詳しい専門家は、砂浜がなくなることは、防災の面でも深刻な問題だと指摘する。 海岸工学が専門の茨城大学・横木裕宗教授: 波の力を弱める効果として、砂浜はすごくいい機能を持っている。台風が来ても砂浜の幅が広かった時は(砂浜により)波が砕けてくれる。それが家や道路の近くでバシャンと打ち寄せる、そういう状況になります。 砂浜の消失が進む茨城県の海水浴場。こうした状況はここだけに限らないとう。 海岸工学が専門の茨城大学・横木裕宗教授: 洪水対策でダムをたくさん作って安全に住めるようになったが、同時に河口から土砂を流す機能が減ってきたことで、全国の海岸・砂浜で海岸侵食が起きている。 観光資源でもある海水浴場の断念に、岸田一夫・鉾田市長は、「来年以降の開催に向けて、一刻も早く砂浜の状態が改善するよう、引き続き海岸の管理者である県・国等に対策を要望していきたい」と話した。 (「イット!」 6月20日放送より)
イット!