「おじさん、寒いならコレ着たら」ユニクロ史上最暖をうたう1万9990円ダウンはコスパ最強なのか?
大寒波により全国的に気温が下がる中、比較的暖かい日が続いた東京でもようやく本格的な冬の備えが必要になってきました。そこで今回は、ユニクロ史上最も暖かいというアウターを試してみる事にしました。それでは早速検証していきましょう。果たしてその実力は? ユニクロ最暖ダウンのデザインと着こなしの画像を見るならこちらからどうぞ
■デザインと生地の実力は?
今シーズン「ユニクロで1番暖かいダウン」として登場した『ウルトラウォームハイブリッドダウンコート』は、ミリタリージャケットの中でも特に人気の高い「N3-B」をサンプリングし、よりシンプルに着回しやすくモディファイされたユニクロ渾身の1着です。 単に暖かさに特化しているだけではなく、限りなくリアルに近いハイクオリティのファーが付くなど、見た目にも豪華な仕様が目を惹きます。 そもそもこのファーには、マイナス10℃を下回る極寒で、まつ毛や前髪が凍りつくのを防止する役割りがあります。とはいえ日本の気候では、残念ながらほぼ飾りでしかありません。そのためユニクロのダウンでは、ジップによって取り外しが出来るようになっています。「本格的過ぎる見た目が気になる」という方に、これは有り難いディテールですね。しかし、ファー自体も全く安っぽさを感じさせないので、そのまま着用するのもありでしょう。 やや高い位置にあるハンドウォーマーポケットは、内側が柔らかくて暖かい生地なので、手を入れるだけで暖をとれるようになっています。さらに袖口はしっかりとリブ仕様のため、風が入ってこないというのも◎ まさに寒ければ寒いほど真価を発揮するジャケットになっているんです。 ダウンと中綿、さらに内側にアルミを用いる事で、ユニクロ屈指の暖かさを実現。内側には縦に付いた胸ポケットが1つ、下にはさらに大きいポケットが1つ備わっており、フロントと合わせて計6つのポケットで収納力も抜群です。 そして、表面の生地には安心の撥水加工が施されているので、多少の雨や雪でも問題なく着用する事が出来ます。生地自体の質感も良く、ノンキルトなので着膨れしないというのも好印象です。おそらく機能も本格ダウンブランドと比べて、大きな差を感じる事はないでしょう。これで価格は2万円アンダーですから、気兼ねなくどこにでもサッと着ていけるというのがいいですね。